ウマ子を探しに

帯状疱疹の薬を飲み終わった。

毎食後5粒も飲んでいたので、終わってみると物足りないくらいだ。

糖衣もあったから、なんかデザートっぽかったし。

明日痛みがでなければ、治ったということらしい。

それはそうと、先週の土曜日、ウマ子を探しにでかけたのであった。

（＊ウマ子が何か気になる方は、前回の日記をご覧下さい。）

自転車屋のオバチャン（というかおばあちゃん）に、

何度も長いオナラ（時間にすると3秒くらい、ブーーーと）をされたり、

注文した自転車の商品番号に◯をつけたパンフレットを渡されたり

（それはオバチャンが持っていた方が良いのでは？）、

オバチャン（というかおばあちゃん）の旦那さんが亡くなって

今は１人で自転車屋を切り盛りしているという話を聞かせていただいたり、

注文した自転車の在庫があるか、月曜日に確認の電話が来るはずが来なかったり、

数々の難所をくぐり抜け、今日、オバチャン（というかおばあちゃん）から

「在庫あったよ」の電話が来たのであった。

あとは、週末に在庫が届いて、それを組み立ててからの引き渡しになるそうで、

その組み立てを誰がやるのか（オバチャンしかいないだろう）というところと、

「組み立て終わったらまた電話するから！」というところに、

最大の難所があるのだろうけれど、なんとかウマ子がやってくる手筈は整ったらしかった。

早ければ、日曜日、ウマ子が来る。

まだ見ぬウマ子よ

「帯状疱疹」という、変な病気になってしまった。

薬を5粒も飲んでいる。5粒も。

今年の夏は、ありがたいことに仕事が詰まっていたので、

元々夏休みらしい夏休みは取らないつもりだったのだけど、

17日に、友人と隅田川の遊覧船に乗ったりビールを飲んだりする

約束をしていて、それが唯一夏休みっぽい行事だったのに、

延期になってしまった。申し訳ない事をした。

そんなこんなで、ここ一週間は痛いやらダルイやらで、

差し迫った締切の絵を描く以外、ゴロゴロして過ごしたので、

色々と考え事をした。

その結果、私の生活には、どう考えても「自転車」が不足していて、

そのせいで、諸々の不都合が生じている可能性が高い、ということが

浮き彫りになってきたのだ。

これはもう、「自転車」を買うしかないのだけど、

特に私にはこだわりもないし、

自転車で23区を横断するようなスポーティーな人ではないので、

（あの前屈みな感じの）高価そうなものでなくていいし、

できたら可愛らしいものがいいけど、可愛らしいものは、

なぜか大抵車輪が小さくて、こぐのが大変そうで、

逆に実はスポーティー？みたいな感じになってしまうし、

普通の地味な、いわゆるママチャリ、みたいのでいいや、

本当、安いので・・・

と、思って自転車屋さんに行った訳なのだけど。

いざ自転車を目の前にすると、やっぱり可愛いのに目がいってしまって、

ママチャリに目がいかないのですよ、困った事に。

急いては事を仕損じる、とはよく言ったもので、いったん帰宅した私は、

「小さい車輪を頑張ってこぐ」よりも「ママチャリを可愛いと思い込む」

方が得策であるという結論に達した。

「住めば都」なんていうけれど、ようは、愛着の問題である。

どうやったら愛着をもてるのか？

そう、名前をつければいいのである。

なんだ、簡単な事じゃないか。

馬。

という言葉が、突然、ふっと、浮かんできた。

馬。

なんて単純で分かりやすいのだろう。

馬に乗って駅まで。

馬に乗って買い物に。

私は、頭の中で、「馬、ウマ」と呼んでみた。

いささか、リズム感に乏しいと感じた。

口に出して心地よいのは、やはり３文字の言葉である。

「ウマオ」

なんか、寂しい女って感じでダメでしょう。

「ウマ子」

これだ。

単純かつ、リズミカルである。

決して美人ではないけれど、なんて心の優しいいい子なのだろう、

ウマ子は。

まだ見ぬ「ウマ子」を見つける。必ず。この週末に。

ダルダルです。

なんとなく聴きたくなって、「悲しくてやりきれない」を聴いていたら、本当にやりきれない気持ちになってしまった。

何があったわけでもないのに。

しいて言えば、暑くてダルイだけだったのに。

どうしてくれるのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=hfzxpHnIRis

今さらですが

今さらですが、先週の個展の写真を載せてみました。

写真・・・暗い・・・

こんな暗い雰囲気じゃなかったはずです、念のため。

もっとさわやかだったはずなんですけどね、多分。

いい加減新しいデジカメ買おう。

鳥の木

個展で飾っていた鳥の木。

目立たなかったみたいで、ほとんどのお客さんが気付かなくて、思わず「ここに鳥が」と説明してしまう私でしたが、そんな地味な鳥の木を、デザイナーの阪戸さんが写真に撮って下さいました！

http://sakatodesign.blogspot.com/2010/08/kotori-flower.html

ステッカーとコラボ！

嬉しい♪

ありがとうございました〜！

「なんて素敵な土曜日」終了しました＊

井上コトリ個展「なんて素敵な土曜日」昨日、無事に終了しました。

暑い中、遠くからお越し頂いた皆様、本当にありがとうございました！

大好きな友達や、尊敬しているお仕事関係の方々、お会いしてみたかった方々、通りすがりの方々・・・

私が想像していたよりも、たくさんの方に見ていただく事ができました。

感謝の気持ちでいっぱいで、うまく文章に出来ません。

優しい人たちに恵まれていることに、本当に感謝です。

大好きな人たちに、自分の作品を見てもらっていると、自分が全ての人に受け入れてもらえるような錯覚に陥りがちなのだけど、本当はそんなことはないし、これからもありえないのだ、ということを、忘れてはいけないと気を引き締めました。

それを忘れてしまったら、私の作品は、きっと甘くて、ただただ柔らかいだけのものになってしまうと思うから、気を付けなくてはいけません。

外の世界を忘れないこと。でも意識しすぎず、ただあるということを頭に入れておくこと。とても大切なことです。

これからもそれを忘れずに、精進していきたいと思います。

最後に、今回個展の場所を提供して下さった、ギャラリー宇の皆さんと、ドリンクセットを発案して下さったmocha.さんに、心からお礼を申し上げます。

写真は、搬出作業でいっぱいいっぱいになっていたダメな私にかわって、友達が撮ってくれた“Saturday town”のオリジナルドリンクと住人たち。