Wednesday, November 28, 2012

夢の話


数日前、たいそう久しぶりに、たんこぶを作った。
電球を替えようとして台に乗っかって、後にひっくり返って、背中から頭にかけて床に打ちつけたのだ。

とにかく痛くて痛くて、痛いと気持が滅入ってくるし、滅入ってくると泣けてくるし、こんな時は寝ちゃうのが1番だ、と思って、眠る事にしたのだけど。
「打ち所が悪くて朝になったら死んでた」とか、あり得なくはないよなぁ、なんて、思いながら寝たからだろうか?変な夢を見た。

どうやら友人らしい人と3人で山道を車で走っていた。
グルングルンと登っていく。
私は助手席に乗っている。
酔いやすいから、どうしても乗らなきゃいけない時は、お願いして助手席にしてもらうのだ。

ものすごいスピードでカーブして、「うわー危ないー!」と思った。
そうしたら、車のタイヤの音が変わった。
ガタガタガタ、と。
砂利道に入ったのだろうか?と思って、外を見たら、それは砂利ではなくて、とてつもなくたくさんの白い珊瑚だった。白い珊瑚の丘だった。

車を降りてみた。
なんとなく気付いていたけど、さっきまで一緒だった人たちはいなくなっていて、スーツを着た係っぽい運転手と私だけになっていた。

白い珊瑚の丘には、一本だけ木が立っていて、その木の枝に、色とりどりのセロファンで出来た、くす玉がひとつだけ、ぶら下がっていた。
そのくす玉が、なんだかすごくセンスが良くて、いいな、と思った。
それから、公民館にあるような、質素な長テーブルがぽつんとひとつ置いてあって、その上に、子供会で配られるような、やはり色とりどりのお菓子の詰め合わせがひとつだけあった。

とにかく寂しい景色だった。曇り空と、延々と続くまっ白な珊瑚と。
くす玉とお菓子だけがカラフルなのが、また妙に寂しかった。
でも、きれいだった。


運転手が、「みんな揃ったら、くす玉を割ろう」と言った。
嘘だと思った。
だって、お菓子はひとつしかないのに。

そこで、「あぁ、こういうのは、なんか知っている」と思った。
さっきのカーブできっと事故があって、多分私は瀕死の状態なんだろう。他の人たちは、なんとか助かったんだろう。

くす玉が割れたら、私は完全に死ぬんだな、と確信した。


その時、ガタガタガタ、と、もう1台車がやって来た。
「えー?」と思った。
助かるの?それともみんな死んじゃうの?

そこで、目が覚めた。
心臓がバクバクしていた。

今、ギリギリの淵にいた、と思った。
くす玉が割れていたら、お菓子を貰っていたら、死んでいたかも、と思った。

そんなわけないけど、寝ぼけていたから、その時は、結構本気でそう思った。









4 comments:

  1. コワイ想いをしましたね。
    その後たんこぶは、いかがですか?
    気持ちばかりですが、お見舞い送りますね。

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  2. お返事が遅くなってしまって、ゴメンナサイ!
    たんこぶは、もうほとんど完治しました。
    そして先ほど、素敵なお見舞いが届きました!
    優しいお気遣い、ありがとうございます。
    可愛さと美味しさと元気が詰まった赤い実、2種類。
    これから楽しみにいただきます♪

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  3. お手紙いただきました!
    あたたかい贈り物も、うれしいです!
    今年はモカ子受験生。
    連休もクリスマスも、ぜんぜんらしくないのですが、
    ホッと一息いただいて、なんとかこの冬を乗り切ってほしい。
    と思っています。 ありがとうございました♪

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  4. こんばんは。
    無事に届いてよかったです。
    モカ子さん、受験生なんですね!
    初めてお会いした時は、1年生だったような。
    希望のところに合格できますように☆
    かげながら応援しております!

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