Wednesday, December 8, 2010

カレーの借り


昨日の夜、というか、今日の明け方、10年近くも会っていない友達の夢を見た。
10年も会っていなくて友達なのか?と言われると、答えに困るところだけれど、やっぱり友達だろうと思う。

というのは、一応自分の中で基準があって、何年会っていなくても、再会した時の事を想像してみるのだ。「ビールを飲みながら前と変わらずに話している」か「お茶を飲みながら昔話をしつつ、でもたまに変な間が空く」か。で、その人は思いっきり前者なので、今でも私からしてみたら友達なのだ。

夢の中でその人は、当時より少し太っていて、10年経てば、それはまぁ少しは太ったり老けたりするよなぁ、という程度に、いい感じの大人になっていた。
どういうシチュエーションで再会したのかは覚えていないのだけど(そもそも夢だから、会ったところから始まったのかもしれない)、大人な感じになったその人は、結構衝撃的な事を言ったのだ。

「今から死のうかと思っていたんだけど、久しぶりにしゃべってたら、なんか楽しくなってきたからやめた!」

その言い方が、すごく軽くて冗談っぽい感じだったのが、夢の中では救いで、私は「なになに?なに言ってんの??やめてよー!」というような事をいって、その人の肩の辺をバシバシ叩いたりして、その一言が冗談だったと信じたふりをしていて、でも本当はどこかに影を感じていたのに、必死で見ないようにしている感じだった。

夢の中では、事なきを得た、という感じで終わったのだけど、目覚めた時の気分はどんよりしていた。
前にも少し、似たような事があったからだ。
その時も、やっぱり10年近く会っていない友達が夢に出て来て、「なんであの子の夢なんてみたんだろう?」と思っていたら、後日、付き合いの続いている友人から、その子が亡くなったという事を聞いたのだ。
自分に超能力的な力があるとは思わないし、虫の知らせ、というのも、あるのかないのか、むしろただの自意識過剰だと思いたいのだけど、やっぱりちょっと気になってしまう。
でも確かめる術もない。
なんだかソワソワ落ち着かない。

その人には、借りがあるのだ。
ちょっと弱っていた時に、カレーを奢ってもらった借りが。

もしかしたら、年末で、そういう借りを清算したいという思いがあって、でも現実には出来ないから、夢の中で、自分勝手に実現しただけかもしれない。なんて究極の自己完結人間!というか、むしろそうであってほしい。いつか、ちゃんと現実の世界で、カレーの借りは返したいのだ。
本当に本当に、虫の知らせ、ではありませんように。

気を紛らわせる為にYouTubeを見まくっていたら、かっちょいーのを見つけました。
洗濯機の蓋がパカパカ!
かっちょいーーー!

4 comments:

  1. 夢にでてくるあの人は自分のことを想っているのだ。と
    古典の世界では考えるのだそうです。
    はるか昔、高校の国語の先生が話していました。
    夢にでてくるあのヒトが私のことを?!(*^-^*)
    若かった私はその話にウキウキしたものです。

    ずいぶん大人になった今でも、夢をみた翌朝は
    先生の言葉を思い出します。 

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  2. あ〜!私も聞いたことあります!
    やっぱり古典の授業だったと思います。多分、万葉集か何かで、そういう歌があったような。。。
    昔の人って、おおらかというか、ロマンティックというか。
    今だったら、夢に誰かが出て来たら、「私あの人の事好きなのかしら??」ってなりますもんね〜。逆だったら面白いのに。

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  3. 実家を離れ、遠いところで
    一人暮らしをしていたことがあるんですが、
    ある、日曜日の昼下がりに居眠りをしていると、
    弟に呼ばれたような気がして、
    ハッと起きたことがあったんです。
    胸騒ぎがして、慌てて実家の弟に電話すると
    「縁起でもねぇ夢見んじゃねーYO!」
    と怒られてしまいました(笑)


    ただの夢でよかった。

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  4. はじめまして、コメントありがとうございます!
    ただの夢でよかったですね〜
    サイト拝見しました。
    カレー美味しそうです♪

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