Monday, May 16, 2011

Rookies navi


「Rookies navi」という、美容学生さん向けのサイトで、「好きを仕事にするということ」について、インタビューをしていただきました。
7年くらい前のお話などもさせていただいたのですが、読み返してみると、自分の無鉄砲ぶりに驚きます。今の私が、当時の私と同じ年齢の子に相談を受けたら、「あ、この子バカなんだな・・・」と思うでしょう、確実に。

インタビューなんて恐れ多いのですが、せっかくしていただけるので、私が心底実感して、そうだと確信していることだけお話ししよう、と思いました。
きっと、腑に落ちる人も、真逆だと感じる人もいると思います。

もしインタビューの内容にご興味を持って下さったら、私の思う「目的・手段」について、ちょっと踏み込んで書いてみたので、よかったら読んでみて下さい↓

目的を持たない、なんて、一見とても不真面目に見えますよね。
でも、一般的な意味での目的(目標、という意味に近い方です)を捨てた時に、本当に心地よい仕事が増えていったのは事実です。
好きな事(私の場合はイラストを描く事)を、目的・目標(私の場合はイラストレーターになりたい)のための手段にしている時は、なんというか、人間関係にたとえると、「私を手段にするなんてひどい!」って感じで、好きな事に振り向いてもらえませんでした。
好きな事自体が目的だと、ずっと目的と寄り添っている事ができます。
いつでも、何をしていても、です。
だから、目的を見失う事もないし、目標に向かって何をすべきか?なんて、迷う事もありません。
とても心地が良くなって、「どんなイラストが仕事を貰いやすいか」なんて考えなくなって、個性的を狙った奇をてらったものも描かなくなったし、仕事のサンプルのようなものも描かなくなったし、一目で自分が描いたと分かる絵にしたい(自分らしい絵を描きたい)、という欲も思わなくなって、どんどん楽になっていって、その結果、自分では意識していなかった「柔らかい」とか「ゆるい」という風に言ってもらう事が多くなりました。

勿論、高い目標を掲げて邁進していくタイプの人もいらっしゃるし、色んな方法があって、全てが正しいのだと思います。
悩んだり迷ったりくよくよしたり、たまにメソメソ泣いたりしながら、時間がかかっても、自分の方法を見つけて行きたいです。

今日は真面目な事しか書かなかったので、次は先日出かけた江ノ島の狂気と、そこに集う5月なのに半裸の人々、そしてその半裸の人々が着用している繊維の謎、についてお伝えしたいと思います。

Sunday, May 15, 2011

コメントが

前回の記事にいただいたコメントが、なぜか消えていました。
昨日、Bloggerの調子がおかしかったので、そのせいだと思うのですが・・・
せっかく嬉しいコメントをいただいたのに、消えてしまって悲しいです。
書き込んで下さったみなさま、不可抗力とはいえ、ごめんなさい。

Wednesday, May 11, 2011

こどもの本




日本児童図書出版協会さんの、月刊・新刊情報誌「こどもの本」に、「わたしドーナツこ」の紹介文を掲載していただきました。
作家本人が自分の本を紹介する、「私の新刊」というコーナーです。

自分で自分の本を紹介するのって、本っ当に恥ずかしいし、難しいですね。
悶々と悩んだ挙げ句、〆切を若干過ぎて(すみません!!)提出した最初の原稿は、半分以上が「色々な人にお世話になって、ありがとうございます」的な内容となっており、「感謝していただいて嬉しいのですが、もうちょっと内容に触れていただいた方が・・・」と、ごもっともなご指摘をいただき、でもやっぱり恥ずかしさに耐えきれず、そんな自分を戒める為に近所の喫茶店に居座ってなんとか書いた原稿です。

あれだけ恥ずかしかった原稿ですが、こうして出来上がってくると、ありがたいものですね。
このような機会を与えていただきて、感謝です。

もしご興味を持っていただけましたら、読んでいただけたら嬉しいです。
(*クリックすると、拡大されます)

わになし


実家の母から写真付きメール。
手ブレが偶然にもなんかいい感じのぼやっと感。
母の日にあげたシリコンスチーマーで、早速ロールキャベツを作ったらしい。
美味しそう、便利そう。
私も買おうかな。

今日も引き続き、なるべく台所に立つ。
必要以上にパソコンの前に座らない。

*朝ご飯
・ミョウガとおかかと納豆のふりかけ
・フキの煮物(これは実家の母にわけてもらったもの)
・わかめのお味噌汁

ふりかけは、大葉もあると最高に好物なのだけど、なくてもなかなか。

昼ご飯は喫茶店で軽食

*晩ご飯
・野菜カレー
・アボカドとほうれん草とトマトの温サラダ

アボカドは、生で食べるのは勿論美味しいのだけど、以前切ってみたら想像以上に硬かった事があって、試しに熱を通してみたら、アボカドと思えない芋感でなかなか美味しくて、以来自分の中で流行っている。

あと、アボカドは、来日当初は「わになし」と呼ばれていたらしい。
なんて素敵な名前だろう。
可愛いな。
愛らしいな。
鰐みたいな梨だ、本当に。
復活したらいいのにな。

Tuesday, May 10, 2011

台所に立たねば

ここ2、3日、劇的な眠気が続いていて、ほぼ1日中眠っている。
昨日なんて、母の日のプレゼントを届けに、千葉県の実家まで日帰り帰省したのだけど、着いてプレゼントを渡してから、夕飯を食べるまでほぼ寝ていた。
母の日だというのに、夕飯の手伝いすらしなかった。
なんてダメな娘だろう。悪い事をした。

私は元々よく寝る体質だし、先週の金曜日に親不知を抜歯したから、そのせいだと軽くみていたのだけど(怪我をした動物はよく丸まって寝ている気がするから)、それだけじゃないかもな、変だな、と思っていたら、なんだかお腹は重いし、足の裏に力が入らなくて、よくない意味でふわふわしていて、歩いている実感がなくて、いよいよおかしくなってきて、気がついた。

そういえば、あんな大きな非日常的な事が起こってから、ちゃんとごはんを作っていない!
お米を炊くのすら気が乗らなくて、ほとんど外食か、作っても適当なもので済ませていた。

これはいけない!(栄養的にも、精神的にも!)
というわけで、今日はちゃんと台所に立って、ちゃんと作る事にした。
スーパーで好きな野菜を適当に買って、台所に立って、何を作ろうかな、と考えている時や、作っているとき、その事以外に何も考えない時間が、食べる事と同じくらい大切なのだと実感した。
寝ている時ですら、夢の中で何か考えてしまうのだから、この時間は絶対に必要なのだ、きっと
「瞑想」ってした事がないけれど、この感じを究極にした感じなのかもな、と思ったりした。
とにかく日常がどんなに大切か、身をもって思い知った。

*今日作ったもの。
・空芯菜の炒め物
・カブとトマトとブロッコリーの温サラダ
・茄子とししとうと豚肉の味噌炒め

味噌炒めがあったから、お味噌汁はさぼった。

なるべく毎日台所に立って、本格的に日常を取り戻そう。
そうしたら、きっとわけのわからない不調も整ってくるはず。
非日常に負けっぱなしじゃくやしい。
勝ち負けじゃないけど。

Thursday, May 5, 2011

雨の日比谷へ






昨日はあいにくの雨だったけれど、長靴履いて、電車に乗って、mocha.さんの展示を見に日比谷へ。

「ふわふわ ユラユラ はるのゆめ」

本当に、フワフワしたものが、ユラユラ揺れてた!

mocha.さんらしい、優しい色と形が、コンテナという無機質で硬い感じの空間の中にあるのが、私としては、色っぽくていいな、と思った。
◯と◯より、◯と▲の方が、色っぽくて好きだな、と思う。
◯なのに▲だったり、▲なのに◯だったりする人やものを見ると、もっと知りたくなってくる。
きっとそれは、興味、ということ。
興味は大事だ。
興味がなければ、見たいとか、話したいとか思わないし、きっと何の関係も生まれないと思うから。

話がそれてしまったけれど、mocha.さんの展示「ふわふわ ユラユラ はるのゆめ」、5月29日までやっているそうです。詳しくはmocha.さんのHPで。

私は、気球に乗ったふわふわな子を購入しました*
ヒツジといえば、やっぱりベッドだろう、ということで、早速家のベッドの上にユラっとさせました。
これで良く眠れそう、と書きたいところだけど、眠れない、という事がないのだった。
あ、でも、悩みがない、という事ではないのですよ、決して。
悩めば悩むほど寝てしまう体質。
これは本当。
いつでもどこにいても。

そうそう、昨日は日比谷でフィッシュマンズだったのだ!すごく近くにいたのにな。
後で気付いて、家のパソコンで途中から見たのだった。
雨とフィッシュマンズ。美しい組み合わせ!


夜道散歩したい!

高校生の時、フィッシュマンズとバナナフィッシュとバナナマンが全部ぼやっとした知識で、ごっちゃになって、コミックバンドだと思い込んでいたという過去は、この際封印しよう。

Wednesday, May 4, 2011

しるすもの/文房具展*ありがとうございました


芝生さんでの「しるすもの/文房具展」無事に終了しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

初めて文房具というものを作ってみましたが、鉛筆が意外と好評で、嬉しかったです。
「イラストレーターなのに、絵が入ってなくていいの?」という意見も、友人からはありましたが(笑)
やっぱり私は言葉も好きみたいです。
だから、よしとします。

出展されていたみなさん、色々可愛い物を作っていらして、とっても参考になりました。私ももっと自分自身の手で色々出来たらいいのだけど、出来る事と出来ない事はあるので、こればかりは仕方ありません。「いいな〜」と、ぽんやり憧れるにとどめます。

それにしても、すずらん通りが大好きになってしまいました。
なんだか懐かしくって、ただすれ違うだけの人にも挨拶したくなってしまう、不思議な商店街です。
下北も好きだけど、下北よりもあったかくて優しい感じがします。
多分、下北には、とにかく今この一瞬だけがある感じがするけど、すずらん通りには、昨日も今日も明日もある感じがするのです、穏やかに。そして私はどちらも好きです。

連休中に、ひとつお話の原型を作り終えます。
さぼらないように、ここで控えめに宣言。
締切はなくても、仕事になるかわからなくても。
ネームを考えていた時は、自分で書いてるのにバカみたいな話だけど、なんだか切なくて悲しかったはずなのに、絵を入れてみたら、なんか爆笑してしまった。ラフだから。それは多分ラフだから。でもそれでいいのかも。
とにもかくにもがんばらねばー。