Saturday, March 5, 2011

圧倒された話。


3月3日、予定通り、山崎バニラさんの活弁ライブを見に行きました。
前半は、大正琴の弾き語りで、「活弁の歴史」を映画仕立てで説明して下さったり、漫画映画の「心の力」という、可愛らしい作品を見せていただく。
この「心の力」が、去年仕事をさせていただいたフィルムセンターさんの所蔵作品で、なんだかちょっと嬉しい感じ。(ちなみに、私が描いたイラストはこちら。懐かしい!)
前半の最後は、以前こちらでもリンクを貼らせていただいたのですが、スペイン語の桃太郎

後半は、ピアノの弾き語りで「カリガリ博士」を見せて下さいました。
これが、確か70分の作品だったのですが、ずっとピアノを弾きっぱなし、勿論しゃべりっぱなしで、本っ当にすごかったです!圧倒されました。
ホラー映画なので、割と重たい感じに弾いてらっしゃったし、一応私もピアノを習っていたので、どれだけ大変か、なんとなく分かります。腱鞘炎にならないかと、余計な心配をしてしまいました。しかも語りもやりながらなのですから、本当にすごい芸だと思います。
大袈裟でもなんでもなく、日本が誇れる芸ですあれは。

勿論内容も素晴らしかったです。
「カリガリ博士」題名はよく知っていましたが、見るのは初めて。怖いけど、悲しいところもあって、私は少し泣いてしまいました。。。この作品に影響を受けている作品って多いのではないかしら?と思いました。10〜15年くらい前(?)、こういう演劇ってよく見た気がするんだけど、関係ないのかなぁ?
とにかく本当に素晴らしかった!!

帰りの電車で、隣に座っていたオジサンが、「カリガリ博士」を善良にした感じで、「うわ!カリガリ!」と思った。その動揺のせいか、ただのうっかりか、なぜかひとつ前の駅で降りてしまって、各停しか停まらない駅で、寒さに耐えて電車を待った。

その時間(約5分)のロスは想像以上に大きく、スーパーマーケットでは、すでに甘酒もひなあられも桜餅も売り切れで、悲しい気持ちで帰宅した。
いいんだ。桜餅も甘酒も、いつでも売っているから。
後日和菓子屋さんで美味しいのを買ってやるんだから。

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