今回の「コピー篇」は、とっても大切に書きたかったことで、だから最後に、と思っていたら、あたため過ぎて、こんなに遅くなってしまいました。
黄色い帯に書かれた、いくつかのコピー。
「誰が考えたの?」と聞かれる事もしばしばなので、ここでご紹介させていただきます。
実はこれらのコピー、関係者のみなさんの、愛情(と私は信じております!)の結晶なのです!
1番大きなコピー「じぶんのなまえ、すき?きらい?」は、ひさかたチャイルドのSさんが考えて下さいました。
当初は、私が考えた「このこのなまえはどうなつこ」が入っていたのですが、どうもイマイチだったのです。
そこへ、作者の私が気付いていなかった(ダメでしょ!)この本の大事な部分をピシャリと言い当てた感じの、なんとも素敵なコピー!Sさん、ありがとうございました!
そして、その下に入っている「おかしな なまえから はじまる おかしな おはなし」。
「ドーナツこ」の紹介文として、色んな場所で、多分1番使われているコピーです。
コピーを考えよう、の打ち合わせの席で、1番専門外の方が、なんというか、シュッとしたのを持って来て下さったので、40個くらい持っていったのにロクなのがなかった私は、なんか「えへへ」って感じでした。
中西さん、多才ですね。これからはコピーの依頼も来ちゃうかも?
ちなみに、無駄に40個も持っていった私が考えたのは、「とじろ、あな!!」です。えへへ。
背表紙部分に入っている「がっこう、すき?」は、U編集長が考えて下さいました。
先日、ある編集者の方に、「このコピーがあるから、学校の話って分かりますよね」と言われて、「なるほど!」と気付きました。(遅い!)
確かに、表紙を見ただけだと、学校の話って分からないもんなぁ。
書店さんによっては、「新学期」をテーマにしたコーナーに置いて下さっているそうなのですが、それはこのコピーのおかげということです。
改めて尊敬です!
そして、表紙をめくった袖の、導入の文は、編集の高田さんが考えて下さいました!
とってもシンプルに、続きが気になるような文にして下さいました。
ちなみに、私が袖までギッシリ絵を描いてしまったので、この文を入れるのは大変だったみたいで、申し訳なかったです。すみません。。。
と、こんな感じで、みなさんのアイデアが詰まった帯なのです。
帯がつくのは初版だけなので、もし運良く増刷された時は、なくなっちゃうんだなぁ、と思うと、余計に愛おしいです。みなさん、本当にありがとうございました!
余談ですが、40個もの(使えない)コピーを短冊にして持っていった私があまりに不憫だったらしく、高田さんは、「記念にほしいです」と優しく貰って下さいました。
ドーナツ状態だった私の心は、すっかり愛で埋められました。
というところで、このお話、まとまったみたいです!
「ドーナツこ」に関するニュースやご報告は、また随時、こちらでお知らせさせていただきます。
とりあえず、「絵本のこと〜◯◯篇」はこれでおしまい!
「とじろ!あな!」が一番好きです。
ReplyDeleteしかし、確かに本の内容は一切伝わってきませんな。
記念のつもりじゃありませんよ!
ReplyDelete選にはもれましたが、すごくおもしろかったので、ほんとうにほしかったのです。
そうかー、コトリさんはこんなこと考えながら描いてたんだなって思いました。
今でもときどき眺めて、楽しみをひとりじめしてます!
読者の方にお見せできなくて残念です!
>フクイさん
ReplyDeleteそうなの、一切伝わってきませんの。
こうやって改めて見てみると、編集の方やデザイナーの方のバランス感覚って、すごいなぁ、と思います。ちゃんとコンパクトに、かつ「伝える」っていう物差しを持っていますよね。私なんかは、ほぼ全て思いつきですからね。面白ければいいやって感じで。
>タカタさん
タカタさん、ようこそ!初の書き込みありがとうございます!
なんだかお気遣いいただいちゃってスミマセン!
あれは裏紙にでもして下さい。
もはや記憶が曖昧ですが、ブルドックのシワの話まで出て来たりして、滅茶苦茶でしたね。
みなさんが情に流されず、正しい判断(不採用)にして下さって、本当によかったです。さようならブルドック。