Thursday, December 23, 2010

丈夫な身体になる予定


昨日の夜は、イラストレーターのオオマエメグミさんとゴハンを食べに、新宿に。
アジア料理はダメな事が多いのだけど、オオマエさんに連れて行ってもらったお店は大丈夫だった。美味しかった。ひとつ利口になった。

私が日頃阿呆のように、「ビールビール」と言ったり書いたりしているものだから、最近周りの人たちが気にかけて下さっていて、申し訳がない。
オオマエさんにも、「ほら、ビールあるよ」と気遣ってもらい、しかし前の日にしこたま飲んでいたので、アジアらしくグァバなんちゃらを飲んだのであった。美味しかった。またひとつ利口になった。

オオマエさんは、明るくてほわっとしていて、本人もイラストもガーリーで可愛らしい人だ。
上のイラストは、オオマエさんの真似をして描いてみたリボンの絵。
本物はこちら↓


帰ろうと外に出たら、雨が結構降っていて、計画性のない私は傘なんて持っていなくて、でもオオマエさんはちゃんと持っていて、駅まで相合い傘(こんな字!?)で帰ってくれた。
「あぁ、これが女の子というものだ。私に決定的にかけているものはこれだ。」と思った。腑に落ちた。

そんな私は地元の駅で、傘も買わずに自転車に乗ってずぶ濡れになって帰ったのであった。
少し前の私だったら、確実に風邪をひいていただろう。
しかし今の私は、最近続けている半身浴効果で風邪知らずだ。
どんなもんだい。
オオマエさんに貰った入浴剤を入れて、さらに温まって丈夫な身体になる予定。

Wednesday, December 15, 2010

ウマ子、負傷す!


ウマ子(愛自転車)が負傷した。
(ウマ子についてはコチラ

いつものように、痛快に走り出したつもりが、ハンドルがうまく切れなくて、「おや?」と思ってよく見ると、前輪がペッタンコになっている。それはもう、空気が抜けているとかいうレベルじゃない。ベッコベコである。

商店街に行く時は、ウマ子が一緒だと動きづらいので、近くの公民館の駐輪所に停めて歩いて行動している。そこでやられたのか、私が釘でも踏んだのか、どちらかだろう、と思った。
商店街近くの自転車屋さんがお休みで、結構な道のりをウマ子を引いて、家の近くの自転車屋さんに連れて行った。

自転車屋さんのオジサンは、一目見るなり、
「どこでやられたの〜?」
と言った。
自分で釘を踏んだりした場合は、ゴムにそれが残るものだそうだ。
ウマ子にはそれが残ってないから、人為的なものらしい。
私は、公民館の駐輪所に停めていたから、多分そこだ、と答えた。
「公民館でやられるかなぁ?その後どっか寄らなかった?よくお店の人がやるんだよ、こういう事は。」
とオジサン(ちょっと得意気、探偵風)。
お、お店〜!寄った!
公民館からちょっとのお店に、ほんの2、3分立ち寄ったのだ。私が寄ったのは、雑貨屋さんなのだけど、となりが飲食のお店で、ちょっとだけだから、と思って、お店の境目くらいに停めたのだけど。
ウマ子の異変に気付いたのは、確かにそのお店を出てからだった。
オジサンによると、パンクしてて気付かないわけないから、絶対そのお店だそうだ。
多分、後輪部分は雑貨屋さんの敷地だったから、やられなかったのだろう。前輪は、飲食店の方に出っ張っていたから。

ちょっとの間とはいえ、私の「まぁまぁちょっとだけだからいいでしょ」精神のせいで、ウマ子に傷を負わせてしまった。悪い事をした。

落ち込んだ時はこれだ!と思って、もう10回くらい立て続けに聴いてみている。
だいぶ立て直って来た。
そうだそうだ、近所の自転車屋さんも今日初めて行ったけど、おじさんとも仲良くなれたし、これからは用がなくても、お店の前を通ったら挨拶とかかわしちゃって、素敵なご近所ライフが出来るかもしれないじゃないか!


懐かしい!甘酸っぱい!そしてポジティブ!

Monday, December 13, 2010

町屋へゴー*



先週の土曜日、お友達のmocha.さんの作品を見に、町屋にある「暮らしのデパート コマメ」さんへ。
mocha.さんは、普段作っているマグネットの他に、クリスマスの小物も出展していました。お店の雰囲気ともとっても合っていて、素朴であったかくて可愛かった!
そして、お料理もとっても美味しかった。

そしてその後、初・mocha.さんのお家へ!
想像通り可愛くて、綺麗なお部屋だった。

mocha.さんは 私より年下なのだけど、本当に優しくて、気遣いができて、自分のしている事も 他人がしている事も 大事にできる人。心配になってしまうくらい いい人なのだけど、多分そういう人は 何かに守られているから、きっと大丈夫なのだと思う。きっとそういう仕組みなのだと思う。

写真は、mocha.さん作の洋梨のモビールと、リンゴの木のマグネット。
可愛い!

自分の部屋に、知っている誰かの作ったものや、誰かから貰ったものがあったり、逆に自分が作ったものやあげたものが誰かの家にあったりするのが、すごく好きだ。だから、あげるのも、貰うのも好き。
何もなくても繋がりを感じられるのが1番だと思うけど、やっぱりそれは仏像とかお守りとかと一緒で、なんか分かりやすいから。

こちらでmocha.さんの作品が見られます!


引っ越してから、もうすぐ2ヶ月・・・
「片付いたら遊びに来てね!」と言ったままのあの人やこの人や・・・
わ〜〜ごめんなさい!決して口だけのつもりではないのです。
今我が家にはテーブルがまだなくて、私は仕事机でゴハンを食べている始末です。
なかなかちょうどいいのが見つからない。
なんとか今年中には、なんとかお正月までには!

Wednesday, December 8, 2010

カレーの借り


昨日の夜、というか、今日の明け方、10年近くも会っていない友達の夢を見た。
10年も会っていなくて友達なのか?と言われると、答えに困るところだけれど、やっぱり友達だろうと思う。

というのは、一応自分の中で基準があって、何年会っていなくても、再会した時の事を想像してみるのだ。「ビールを飲みながら前と変わらずに話している」か「お茶を飲みながら昔話をしつつ、でもたまに変な間が空く」か。で、その人は思いっきり前者なので、今でも私からしてみたら友達なのだ。

夢の中でその人は、当時より少し太っていて、10年経てば、それはまぁ少しは太ったり老けたりするよなぁ、という程度に、いい感じの大人になっていた。
どういうシチュエーションで再会したのかは覚えていないのだけど(そもそも夢だから、会ったところから始まったのかもしれない)、大人な感じになったその人は、結構衝撃的な事を言ったのだ。

「今から死のうかと思っていたんだけど、久しぶりにしゃべってたら、なんか楽しくなってきたからやめた!」

その言い方が、すごく軽くて冗談っぽい感じだったのが、夢の中では救いで、私は「なになに?なに言ってんの??やめてよー!」というような事をいって、その人の肩の辺をバシバシ叩いたりして、その一言が冗談だったと信じたふりをしていて、でも本当はどこかに影を感じていたのに、必死で見ないようにしている感じだった。

夢の中では、事なきを得た、という感じで終わったのだけど、目覚めた時の気分はどんよりしていた。
前にも少し、似たような事があったからだ。
その時も、やっぱり10年近く会っていない友達が夢に出て来て、「なんであの子の夢なんてみたんだろう?」と思っていたら、後日、付き合いの続いている友人から、その子が亡くなったという事を聞いたのだ。
自分に超能力的な力があるとは思わないし、虫の知らせ、というのも、あるのかないのか、むしろただの自意識過剰だと思いたいのだけど、やっぱりちょっと気になってしまう。
でも確かめる術もない。
なんだかソワソワ落ち着かない。

その人には、借りがあるのだ。
ちょっと弱っていた時に、カレーを奢ってもらった借りが。

もしかしたら、年末で、そういう借りを清算したいという思いがあって、でも現実には出来ないから、夢の中で、自分勝手に実現しただけかもしれない。なんて究極の自己完結人間!というか、むしろそうであってほしい。いつか、ちゃんと現実の世界で、カレーの借りは返したいのだ。
本当に本当に、虫の知らせ、ではありませんように。

気を紛らわせる為にYouTubeを見まくっていたら、かっちょいーのを見つけました。
洗濯機の蓋がパカパカ!
かっちょいーーー!

Monday, December 6, 2010

届きました*



先日ご紹介した「オランダ雑貨とカフェ展」のDM、出来上がりました!
carbonさんが、実物を送って下さいました。
机周りに飾ってみたら、それだけでウキウキするような、素敵な仕上がりです。

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「オランダ雑貨とカフェ展」
2010.12.11〜25>8days
(月・火・水・祝日は休み)
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「頭の上のウサギは、来年卯年だから?」と聞かれてハッとしたのですが、偶然です!
オランダ→ミッフィー→ウサギ
という、我ながら単純な式なのでした。

そして、写真右側のこれまた素敵なDMは、carbonさんのフランスでの新しい取引先のDMだそうです。可愛い!「my little day」というそうです。気になります。
オランダ展のDMと、旗がちょっとかぶってて、並べてみると面白いですね。

オマケに(?)クリスマスっぽい飴をいただきました♪
わ〜い!とはしゃいで手に取ったら、折ってしまいました。。。すみません。。。

ぼんやりしていたら、もう12月6日!
最近暖かいのでどうも年末な気がしないけれど、色々やらなければ。
とりあえず12日は、神社で遭遇したおじさんに誘われた餅つき大会に行って、おじさんに餅を貰わなければ。
ひとつ困った事に、おじさんの顔は覚えていないのだけど。

Wednesday, December 1, 2010

解決!

コメントが表示されなかった件、解決しました〜!

コメントが

書き込んでいただいたコメントが、なぜか反映されない事態になっています。
う〜ん、なんででしょう??
お知らせメールで、いただいたコメントは拝読しております。
お返事が書けなくてすみません・・・

Monday, November 29, 2010

四ッ谷へゴー再び




先週の金曜日、お友達のイラストレーター・玉石佳世ちゃんの展示を見に、四ッ谷のレストラン「タマゴ」に行ってきました。
私は、小田急線で新宿まで出て、そこから中央線で四ッ谷まで行こうと思っていたのですが、気付いたらそこはお茶の水でした。寝ていた訳でもなく、むしろ座れなくて立っていたのに、そこはお茶の水でした。
というわけで、少し遅れて到着して、「とりあえずビール」を注文したら、佳世ちゃんも、フクイさんも、JUNOSON君も、みんなカシスマンゴーを飲んでいたので、とんだ仲間はずれでした。

佳世ちゃんの絵は、ガールズイラスト、というジャンルなのだと思うのですが、女の子が痩せていなくて、肉感があるところがとても好きです。あと、背景が少し不安げだったり、時にはオバカだったりするところも好きです。
佳世ちゃんの展示は、来月末までやっているそうです。


あと、JUNOSON君が、先日絵本を出したので、サインをして貰いました。
たくさん描いてくれました。ありがとう!


そして土曜日は、毎月恒例のビールの日!
いつものように、友達と2人で飲んでいたら、隣のご婦人に話しかけられました。
「女の子2人で黒ビールなんて、素敵ね!そんな友達滅多に出来ないわよ。お互い大事にしなさい。」
う〜ん、確かに。ビール好きな女友達って、他に思い当たらない。
はい、大事にします!

最近ちょっと体調を崩していたら、あったかい靴下を貰ってぬくぬく。
それから、ずっと気にしていたレアなCDを貸してもらった。
いい曲だ〜


女の子の気遣いって本当ありがたい。
いくつになっても、ビールの日とか設定して楽しく生きていきたいものだ。




Thursday, November 18, 2010

飴欲しい顔の井上です。


一昨日のこと。
新宿発の電車に乗って、ぼんやりと発車を待っていたら、隣に座っていた初老の女性に、
「飴いかが?」
と突然に言われて、日本人たるものここは一旦遠慮をすべきだったのだけれども、とっさの事でうっかり忘れて、
「ありがとうございます」
と、ヘラヘラしながら受け取ってしまった。

ショウガ飴だった。

ご婦人は、「今東京駅で買って来たの。高知産だから大丈夫よ。」
と言った。多分、中国産じゃないから大丈夫、という意味なのだろうな、と思った。
今口に入れないと、傷つけてしまう気がして、
「いただきます」
と言って、食べた。

私は、日本人たるものお返しをせねば、と思って、持っていた安価な森永のチョコレートを一包み、
「どうぞ。」
と言って、渡そうとしたのだけど、
「私はいいの。」
と断られた。
それが日本人的な一旦の遠慮なのか、安価なチョコは要らない、という意味なのか、そもそも糖尿病を患うなど、何らかの疾患があるのか、とっさの判断がつかず、私はチョコをそのまましまった。

なぜ私に飴をくれたのだろうか?
車内はチラホラと立っている乗客がいるくらいの乗車率だった。
なぜ私にだけくれたのか?
そんなに飴が欲しそうな顔をしていたのだろうか?
無意識に、飴を見てしまっていたのだろうか?
もしくは私があまりにぼんやりしていて、この娘に糖分を与えなければ、という母性が働いたのだろうか?
はたまた、私が死んだ娘に似ていたのだろうか?
遠方に嫁に行った挙げ句、折り合いの悪さから身体を壊し、早死してしまった娘に。
それとも、若い頃の自分に似ていたのだろうか?
様々な可能性が、グルグルと頭を駆け巡った。

私は家の最寄り駅で、そのご婦人より先に降りた。
口の中には、まだショウガ飴が残っていたので、
「ごちそうさまでした」
と言ったつもりだけど、モゴモゴ言っただけに聞こえたかもしれない。

Monday, November 15, 2010

oranda zakka + cafe @carbon


「オランダ雑貨とカフェ展」@carbon のDM、出来ました〜!
現在印刷中との事です。
実際手に取ったら、きっともっと可愛いです*

写真面は、私がなんとなく配置して、でもお任せします!という感じでお渡ししたものを、阪戸さんが、よい感じに調整して下さったり、イタズラ心のある場所に動かして下さったりして、すごく楽しい作業でした。
文字は実はドキドキしてしまうのだけど、なぜか書く機会が結構あって、今回もユルユルっと書かせていただきました。
(文字の場合は特に)何回か書いてみて、気に入ったものを納品するのですが、1番目か2番目に書いたものが、いいことが多いです。3回以上書くと、手が学習してしまうみたいで、なんか優等生っぽくてつまらなくなる場合が多いです。
あ、あと、今回はイラストもペンで描いているのですが、ペンでイラストを描く場合も、やっぱり最初か2番目に描いたものが気に入る事が多いです。クレヨンで描くときは、描けば描くほど乗ってくる感じがするのに。同じ線画なのに、画材が違うだけで正反対になるなんて、不思議ですね。でもそこが面白いところでもあります。


自分のしている事に愛を持ってやっている人たちは、人のやっていることも大切にする事ができて、だからそういう人たちの作ったものは、どんどん広がっていくのだな、と、つくづく思いました。そんな輪の中に、少しだけど関わる事が出来て、本当に嬉しいです!
私もそんな大人(もうじゅうぶん大人だけど)になれるようにがんばろう。

Thursday, November 11, 2010

お稲荷さんのこと

月雨式な私の引っ越しも、いよいよ終盤。
人間と生活用品一式の移動は終わって、あとは、7年間に溜まりに溜まった絵の数々!

というわけで、今はまだ、N区とS区を行ったり来たり。
ちなみに前に書いた「チビ」には、あれからまだ会えていない。あと何度かの往復の間に、会えますように。

願い事といえば、近所のお稲荷の事も、書かずにはいられない。

そのお稲荷さんは、なんだかとんでもなく年期が入っていて、尖っているはずのキツネの顔が、長い年月の雨風で、丸くなっているほど。
最初の頃は、ちょっと恐くて近づけなくて、少し遠くの大きな神社に行っていたのだけど、ある時すごく疲れていて、近くで済ませたくて(失礼!)ふとお参りに行った。

そうしたら、実にあっけらかんと、願いを叶えて下さった。

それから私は、定期的にお稲荷さんに行くようになった。
私は「しみったれた土地だ」とか「だいたい磁場が狂ってる」とか「泥臭い街だ」「貧乏くさい街だ」「そもそも湿気が多過ぎる」「なんかやけに暑くない?」「不味い店しかない」「空気が赤い」など、散々にその土地の悪口を言いふらしていたが、お稲荷さんは、そんな私の願い事を、たくさん叶えてくれた。
勿論全部ではないけれど、きっとそれは、まだ自分には早かったり、叶わない方が良い事だったりしたのだと思う。私はあんなに悪口ばかり言っていたのに。

文句ばかり言っていた街だったけれど、引っ越してみて、思った以上に愛着を持っていた事が分かった。貧乏くさいところや、ちょっと汚いところや、不味い店が多くて笑っちゃうところや、細い道に朽ちかけた家々が並ぶ風景や、坂が多いところ、神社が多いところ、多分東京の西側だから、夕陽の色が他よりも濃くて、ちょっと感傷的な気持ちになってしまうところ。
ただ雑然としていて嫌だと思っていた景色が、雑然としていることって、本当は調和がとれていて、こんなに落ち着く美しいものなんだ、と思った。気の持ちようで、見えるものさえ変わってしまうなんて、我ながら気分屋だな、と思う。

新しい街は、まだ私に心を許してくれていない気がする。それもきっと気の持ちようだけど。早く仲良くしてもらえるようにしよう。もしかしたら、今行ったり来たりだから、まだ信用してもらえていないのかもしれない。早く絵の引っ越しも済まさなければ。

全部の引っ越しが済んだら、お稲荷さんに挨拶に行こうと思う。今までの感謝と、また遊びに来ます、ということと、最後のお願いは、一向によくならない風邪を治して下さい、にしようと思っている。

Friday, November 5, 2010

「オランダ雑貨とカフェ」 @carbon






最近の急激な冷え込みにまんまとやられてしまい、風邪をひいてしまいました。10月に入ってから2度目!ローテーションが早過ぎる。我ながら弱過ぎる。しっかりしなければ。もう少し鍛えなければ。

そんな前置きはさておき、このたび、「オランダ雑貨とカフェ」展 @carbon のDMのイラストを描かせていただくことになりました!デザインは、2冊のオランダ本(以前こちらの絵日記でも紹介させていただきました)を手がけられた阪戸さんです。



carbonさんや阪戸さんのブログでも紹介していただきました。嬉しいなぁ。ありがとうございます!



まだラフも上がっていませんが、今から仕上がりがとっても楽しみです♪風邪なんてひいてる場合じゃありません。

昨日、風邪と戦っている(というか完全に敗退していた)私の元に、なんとも嬉しい贈り物が!carbonの出来さんが、オランダのお菓子「ストロープワッフル」と、なんとも素敵なお手紙と10周年記念の鉛筆を送って下さいました!わ〜なんて優しい♪
写真がヘタクソなのは見逃してやって下さい。

こんな感じでマグカップに乗せて、飲み物の熱で温めて、中に挟まっているキャラメルを溶かして食べるのがオランダ流らしいです。
すっごく美味しくって、昨日と今日で完食してしまいました。
コーヒーによく合いました。

日本から出たことのない私の部屋で、オランダのお菓子とチェコのクルテク君が共演。どちらの国も、いつか行ってみたいものです。

Tuesday, October 26, 2010

チビのこと


7年間住み慣れた街を引っ越した。
(まだ少し荷物が残っているから、正確には引っ越している最中だ。)
残りの荷物を片しながら、少しずつ、この街にお別れをしていこうと思う。

1番の心残りは、チビのことだ。
なぜその猫が、「チビ」と呼ばれていたのか、近所の子どもたちが「チビ、チビ」と呼んでいたから、私も「チビ」と呼んでいたが、さっぱりチビではなかった。むしろ、小太りで、猫のくせに全く締まりのない身体つきで、お腹のお肉なんて、たぷたぷしていた。大方、子猫の時に、適当につけられた呼び名だろう。子猫はみんなチビなのに。

チビは、やけに人なつこい猫で、私が通りかかると(誰にでもしていたのかもしれないけれど)「にゃあ」と鳴いて、腹を見せた。初対面だった。

それから私は、用もないのにその道を通るようになった。
毎回会えるわけではなかったが、チビはいると必ず「にゃあ」と言って、腹を見せた。
時には、帰ろうとする私の靴を踏んで、「まだいいじゃないの」と引き止めた。

チビは雉虎なので、少し離れた場所にいると、道路と同化して分からなくなる。そんな時チビは、遠くから出来る限りの大きな声で、息が続く限り長く「にゃ〜〜〜〜」と鳴き、自分の存在をアピールしながら、締まりのない身体で駆け寄って来た。呼ぶと寄ってくる猫はいるけれど、駆け寄って来る猫なんて、見た事がなかった。可愛かった。

チビは、私のかごバックが大層お気に入りで、おでこを当てつけたり、身体をすり寄せたり、時には舐めたり、噛んだりした。無粋な話だけど、そう安いバックではなかったし、お気に入りのバックだったけど、私はチビのやりたい放題にさせた。バックに戯れるチビを見ていると、幸せな気持ちになった。
だから、もうすぐ冬が来るというのに、私は未だにかごバックをしまう事が出来ずにいる。「季節外れな人ね」と思われているかもしれない。でも持ち歩かずにはいられない。どうせいなくなってしまうのだから、いなくなってしまうまでは、使い続けようと思う。

ここ数日、雨が降ったりやんだりで、チビに会えない。
もう1度、ちゃんとチビに会って、バックで遊ばせたい。
引っ越しが済んだ後も、会いに来る事は出来るけれど、その時チビがいるかどうかは分からないのだ。
タイミングが合わなくて、もう2度と、会えないかもしれない。
それに、会えたとしても、チビはもう私のことなんて、忘れてしまっているだろうから、あの「にゃ〜〜〜」という鳴き声は、聞けないかもしれない。

あの鳴き声は、「ゴハンをちょうだい」でも「遊ぼう」でもなくて、ただ「いるよ、いるよ」と言っているのだと思う。
新しい土地で、新しい猫と仲良くなって、その猫のことを、チビと同じくらい大好きになるかもしれない。
でも、鳴き声を聞くたびに、「あ、これは『いるよ』じゃないな」と思うのだと思う。
もっとずっと時間が経って、チビの事を忘れてしまっても、猫の鳴き声を聞くたびに、何か引っかかって、でも何だったか思い出せないような、そんな気持ちになるかもしれない。
引っかかることすら、なくなってしまうのかもしれない。
今は、それがとても寂しくて、こうして書いているのもまた別の方向から寂しくて辛いのに、忘れたくなくて、書いている。自分が飼っている猫でもないのに、バカみたいだと思うし、真面目な内容になってしまって、ほとほと恥ずかしいのに、覚えていたくて、書いている。出来る事ならふざけた内容にしたいのに、こんな風になってしまった。

今日も、「今日こそは会えますように」と祈りながら、あの道を通ろうと思う。

Sunday, October 10, 2010

彼女に片想い


昨日は、大好きな友達の結婚式だった。
そうだよな、彼女の周りにいる人は、こういう人たちなんだよな、と思える、明るくて楽しい人たちが集まっていて、本当に素敵な会だった。

彼女と初めて会ったのは、今から7年前の、ちょうど今頃。
私は突然絵の勉強がしたくなって、社会人向けの夜間の専門学校に通う事にして、その初めての日。
小心者の私は、早めに着いてボーッしながら(内心はドキドキしながら)、始まるのを待っていた。だんだん人が集まってきて、あー、もうすぐ始まるな、という時。
やって来た彼女に、私は一目惚れしてしまった。

「あ、あの子と友達になりたい。」

その後は、授業中もなんかそわそわ、でも話しかけるきっかけがなかった。(まるで奥手な10代男子みたい!)
授業が終わって、洗い物をしに水道に行くと、ちょうど彼女が筆を洗っていた。
わ〜なんか映画みたいなパターン、と思った。

「私、同い年なんですよ。」
自己紹介の時に聞いた彼女の年齢を覚えていて、それくらいしか出てこなかったのだけど、そんなどうしようもない一言がきっかけで、一緒に帰って、仲良くなった。

少し経ってから、「学校で一番仲良くしてる子が、面白い子なんだよって、彼に話をしたんだよ」と言われて、すごく嬉しかったのを、今でも覚えている。

その当時、「blue」という映画がやっていて、さすがにあそこまでじゃないけど、友達だけど憧れてしまうあの主人公の気持ちに、自分の気持ちを重ねたりして、憧れるのに、嫉妬する気持ちが全然出てこないのって、すごいな、彼女の人徳だな、と考えたりしていた。

彼女と私は、顔立ちと、ぱっと見の雰囲気が似ているみたいで、先生からは、「未だに区別がつかない・・・」と言われたりして、私は内心かなり喜んでいた。他人と区別がつかないって言われて、普通だったら嬉しいはずないのに。

根っこの部分が、彼女はカラッとしていて、私は根っからの根暗で、正反対なんだけど、ある部分で似ているところがあるのか、それともただの偶然かもしれないけど、当時同じような恋愛をしていたりして、2人で同じような愚痴を言い合ったりして、なのに他人事みたいに笑えたりして、なんとなく、似たような人生を歩いて行くのかなぁ、なんて、思っていたのだけど。

突然に、本当に突然に、素敵な人を見つけてしまって、びっくり!
でも、そこがまた彼女らしいな、と思った。
勝手に似たような人生を歩いていくのでは、と思っていた私は、彼女がお嫁に行ってしまうのが、実は少し寂しかったのだけど、昨日の彼女と旦那さんを見ていて、「あ〜本当に、自分が自分らしく居られる場所を見つけたんだな。」と思って、温かい気持ちになった。

でも、家に帰って、ぼんやりと思い出していたら、「あ、違うな」と思った。
彼女は、いつ誰といても、いつも彼女なのだ。
話し方も、表情も、声の高さも、いつも同じ。
そういう飾らない所と、絵が上手いところに、私は憧れていたのだ、ということを、思い出した。
だから、自分らしく居られる場所を見つけたわけではなくて、自分が居たい場所を見つけたんだ、と、(勝手な答えだけど)わかったら、「やっぱりすごいな!」と思って、じんわりして、ほろりとした。
ひとりお風呂でのぼせながら。

ずっとずっと、お幸せに。

Friday, September 24, 2010

放蕩


ここ数週間、怠け者の私にしては頑張って働いていた。
そのせいで、色々と不義理な事をしてしまったりして申し訳なかったのだけど、火曜日に一段落したので、水曜日は放蕩の限りをつくすのだと決めていた。

というわけで、まずは「ミックマック」を観に映画館へ。
なぜかオジサンが多い。
平日の昼間だし「ミックマック」なのにナゼ??
あ、あと、さっきは気付かない振りをしたけど、エレベーターが火葬場の釜っぽくて恐くて乗れなかったんだけど。4階まで歩いちゃったよ。
とか、また色々気になってしまいそうになったのだけど、今日は放蕩の日なのだ。
色々な事なんか気にするのはやめよう。

この監督の、無駄に細かいエピソードとか好き。
階段はいつから擦り減り始めるのか、とか!
そういう性格の悪そうなとこ、本当に!

マリー=ジュリー・ボーが可愛かった。
美人なんだけど、ちょっと変な顔。
「キスしたい!」の時の顔と動き!同性から観ても可愛すぎる!
思わず観ながら口を尖らせてしまった。
周りのオジサンたちも尖らせていた(に違いない)。
この監督の選ぶ顔は好き。
みんな変な顔なのに素敵な顔の人たち。

あんまり言うとネタバレになるのであれですが、マリー=ジュリー・ボーと結ばれてほしかったので、ちょっとだけ不満。

映画を見終わって、ずっとずっと行きたかったサリーちゃんのお店へ。
2ヶ月近く行ってない!
店員さんとも久しぶりにお話できて楽しかった。

友達の結婚式の2次会、という言い訳で、またワンピースを買ってしまった。
「ワンピースは、女の子度が高くて恥ずかしくて着れない」と、たまに言われるのだけど、私にしてみたら全く逆で、ワンピースだったら組み合わせを考える時間も手間も短縮できるし、
お腹を締め付けないからたくさん食べれるし、ビールもたくさん飲めるし、こんなに便利なものはない!と思うのだけど。
だから、ワンピースは、女の子度が高い服ではなくて、オジサン度が高い服、だと思います。

それからそれから、本っ当に久しぶりに連絡がとれた友達がいて、本当嬉しい!
またビールとか飲めたらいいな。
これから秋に向けて、楽しい事がたくさんありますように。

早速明日は、毎月恒例のビールの日。

Monday, September 13, 2010

四ッ谷へゴー



だいぶ前の事になってしまうのだけど、9月3日に、お友達の村上さんの展示を見に、ガヤガヤと四ッ谷のレストランTAMAGOに行きました。

せっかくイラストレーター同士で集まっているのに、仕事の話をほとんどしないところが、あー愛すべき人々だなぁ、と思うのでした。
私は例の帯状疱疹のなごりで、アルコールを飲むとまだ痛くなったりするので、ノンアルコールビールを飲みました。最近はこれに慣れてしまって、ノンアルコールでも全然酔えるのでした。なんて健康的。

肝心の作品は、かなり素敵でした。
原画を見たのは初めてで、見れてよかった!
私は塗り絵みたいにしか塗れないから、うんうん唸ってしまった。
うんうん。
あ、また唸ってしまった。

ちなみに上の写真はその時に貰ってきたカードです。
歯抜けではなくて、隙っ歯だそうです。

村上さんの展示の詳細はコチラ

Monday, September 6, 2010

元気が出る本





服部みれい
MARBLE BOOKS

以前お世話になっていた編集の方が担当された本です。
ある雑誌でお世話になっていたのですが、いつもラフの感想を一言(しかも絶妙に嬉しい!)添えて下さる優しい方で、退職された時はとても寂しかったのですが、新しい会社で、こんな可愛らしい本を作ってらしたんですね!


女の子のための、150の知恵が、シンプルな言葉に詰まっています。

私がグッときたのは、

自分が人生で
やるべきことをやるときって
ものすごく恐怖心が起こるんだって。
でも、ずっとやらないでいると
今度は不安になってくるんだって。

という言葉。

実は今、ずっとずっとやりたかった事をやっていて、
でも、いざやり始めたら、失敗したらどうしよう、と、
すごく恐くなったりしていて、
でもこの言葉のおかげで、
「恐いのは、やるべきことをやっているからなんだ。
 これが、私の人生でやるべきことなんだな!」
と思えて、なんか元気が出た。

我ながら単純だけど、偶然、その時悩んでいる事の答えが、
ふと手にとった本に書かれている事ってよくある。
不思議だなぁ。

Saturday, September 4, 2010

可愛い本




「オランダ、私のインテリア」(エディシォン・ドゥ・パリ)

「オランダ・パスカルさん家の手づくり生活」に続いて、阪戸さんがデザインと取材コーディネイトをされた本です。
前回のオランダ本もとっても素敵で、2冊目も楽しみにしていました♪

可愛いお部屋やインテリアがたくさん!
真似して作れるものもあるかも?
参考にしたい!ところだけど、物でパンパンになった我が家、まずは要らないものを捨てるところから始めなきゃ。。。

写真は、本と、阪戸さんからいただいたDM & せんとくんの絆創膏!

阪戸さんとご一緒させていただいた「調味料」の本が、もうすぐ発売されます。
こちらも楽しみです♪
詳細は、また改めてお知らせします!